プロペシアの売れ行き
プロペシアは売れているのか
2005年12月、日本においてプロペシアの処方が開始されました。本格的な薄毛治療薬の処方が開始されるとあって男性週刊誌はもちろん一般紙にまで取り上げられるほど話題になりました。
プロペシアを開発したのはアメリカのメルク社で、日本における販売は万有製薬が独占しています。万有製薬は積極的にテレビCMを打ち、芸能人を使ったプロモーション活動にも力を入れてきました。
さて気になるのは肝心のプロペシアの売れ行きです。万有製薬は公表していないのでここでは日経メディカル・オンラインに掲載された記事を参考にします。(日経メディカルは会員制のニュースサイトで該当記事も会員しか読むことができないため、ポータルボックス編集部では一部分のみを抜粋するに留めます)
発売から半年がたった現在、「意外に売れていないらしい」(業界関係者)との声も聞こえ始めた。万有製薬によれば、推定使用患者数など販売状況の詳細は公表していないものの、「当初の計画通り」(広報部)という。しかし、発売当初にテレビや週刊誌で盛んに取り上げられ、テレビコマーシャルをはじめとしたプロモーション活動が積極的に行われていることを考えると、話題になっている割には患者が集まっていないという印象だ。
もっとも、日本での本格的な普及はこれからだという意見もある。ここに来て、テレビコマーシャルを中心とした患者へのプロモーションの効果が出始めたようだ。「海外では一般への情報が先行し、医療者側に情報が行き渡らないうちに患者が殺到して医療現場に混乱が生じた。その教訓から、日本では一般向けのプロモーションを3カ月ほど遅らせた。最近、ようやくその手応えを感じてきている」(万有製薬)。
以上を参考にすると、プロペシアは爆発的に売れているというわけでは無いようです。これは2006年6月時点の記事で、この段階では病院側も患者側も万有製薬も手探りの状態だったと思われます。それを差し引いたとしてもED治療薬バイアグラに比べると世間に与えたインパクトは薄かったと言わざるをえません。バイアグラの時はそれこそ全ての週刊誌が毎号のように特集を組み、今や女性でも子供でも知っているくらいに抜群の知名度となっています。
ED治療薬はバイアグラの脅威の大ヒットを受けて市場規模が広がり、レビトラ・シアリスなどの後発品(ジェネリックではなく、全く別の成分)が誕生しました。バイアグラで効かなければ、レビトラ・シアリスを試す事が出来ますので患者にとっては選択肢が増えて喜ばしい事なのです。
話が逸れましたが、現時点ではプロペシアが薄毛に最も効果がある医薬品である事は間違いありません。ただし、当然全ての人に効くわけではありませんし、副作用も懸念されます。
願わくばプロペシアに匹敵する、あるいは上回る治療薬が今後開発されて、薄毛に悩む男性が複数の医薬品を「選択」できるようになって欲しいものです。現状ではプロペシアとミノキシジル(リアップ・ロゲインなど)の2つしかありませんから、この2つが全く効かなかった場合は手の打ちようがありません。
薄毛に悩む男性のために、さらに医薬品市場が活気付くことを祈っております。











